本日はオセロの実力アップのためにおすすめの本を三冊紹介します。
今までこの記事を避けていたのは、オセロ本の全てを網羅せねばという謎の使命感が重荷になってのことでしたが、いっそのこと割り切って超おすすめ本だけ独断でセレクトすれば良いと気づきました。
ということで、これを読んでおけば間違いないという三冊を紹介します。
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ズバリ、この三冊
結論から言うと以下の三冊です。
- 村上健『史上最強カラー図解 強くなるオセロ』
- 三屋伸明『これだけで勝てるオセロ:まわりに敵がいなくなる!?オセロ30の鉄則』
- 佐谷哲『現代オセロの最新理論』
(以後、著者名をとってそれぞれ村上本,三屋本,佐谷本(敬称略ですが…)と書きます。)
そしてプラスαで一つのサイトです。
- 抜歯ぃ「オセロ・リバーシの勝ち方、必勝法」(リンク https://bassy84.net/)
それぞれのレベルや学び方のスタイルに合わせて、これらを併用して学ぶと良いでしょう。
一冊ずつ特徴を紹介していきます。
最後におすすめの組み合わせ方(読む順番)を紹介しているので、そちらも合わせて参考にしてください。
強くなるオセロ 村上健
初学者がまず読むべき本として筆頭のベストセラー。
わかりやすい図解で何よりカラーなのが良い所です。
初学者にとって本で学ぶことの最大の難点は、図で示された局面を頭に思い浮かべることです。
後に紹介する三屋本と佐谷本の図は下のような白黒なのに対し、
村上本ではカラー図解ゆえに下のように分かりやすい図になっています。
また、図を多用しており、初学者を置いて行かないような配慮を感じ取れます。
書籍というより漫画に近い作りですね。
図を詰め込んでいる分、三屋本や佐谷本に比べて網羅している内容は少ないですが、基礎は身に付きます。
初学者や白黒図がイマイチ苦手な人におすすめです。
これだけで勝てるオセロ 三屋伸明
タイトルの通り、本書を読むだけでオセロ上級者になれるポテンシャルを秘めている本です。
まさに間違いない一冊です。
著者の三屋さんは分かりやすい解説者として有名で、本書も無駄のない説明で非常に理解しやすいです。
初心者から上級者まで勉強になります。
ただ、良くも悪くもいい所取りをしている本なので、どのタイミングで読むべきか位置づけに悩みます。
初学者にとっては少し難しく、中・上級者にとっては知識が整理できる程度の効用に留まってしまうかもしれません。
根気がある人ならば本書だけでも事足りるかもしれませんが、必要に合わせて村上本や後に紹介するばっしぃさんのサイトを併用して参考にすると良いでしょう。
現代オセロの最新理論 佐谷哲
強くなりたいならば是非読んでおきたい中・上級者向けの一冊です。
タイトルの通り、上級者の間の共有知だった「今まで言語化されていなかったが、大事な考え方」が理論化されてまとめられています。
三屋本が「技」の紹介だとすれば、佐谷本は「考え方」の紹介がメインです。
また、今まで名前の無かった形のいくつかに名前を付けており、教科書のような役割を果たしていると言えるでしょう。
(僕も自身の実況に「滑り」や「流星連打」などを取り入れており、言語化の恩恵を受けスッキリ表現できています。)
内容はやや難しいですが、一度読んでおきたい一冊であることは間違いないです。
ばっしぃさんのサイト
オセロの技や考え方を網羅しているサイトです。(リンク https://bassy84.net/)
この膨大な情報をまとめ上げるために費やしたばっしぃさんの労力は計り知れません…。
感謝しつつ、有効活用して強くなりましょう。
Hamliteという盤面再生ツールを使用しており、実際に盤面を動かして理解することができます。
なんと言っても無料ですぐ読めるので、読んだことがない方はまず目を通してみることをおすすめします。
全ての記事を読むとなると根気が要るので、自分の自信がない分野をチェックするという使い方がおすすめです。
ちなみに僕は技や理論はほぼばっしぃさんのサイトで学び、本は一切読まずに後は数を打って強くなりました。
学び方ロードマップ
さて、三冊の本と一つのサイトを紹介しました。
続いて、おすすめの組み合わせ方と読む順序をタイプ別に紹介します。
おすすめルート
- ばっしぃサイト→三屋本→佐谷本
ばっしぃさんのサイトにサッと目を通し、
三屋本で全体を把握し、
佐谷本で”流れ”や”筋”を理解する、という手順。
手軽に学びたい人向け
- 村上本→ラスク動画
村上本で基礎を体系的に学び、僕の動画で楽しみながら細かい手筋を学ぶ。
ゆっくり強くなる
- 村上本→三屋本→佐谷本
基礎→技→理論という手順で学ぶ。
重複する内容はあるが、本でしっかり学びたい方にはおすすめ。
本を最大限活用するために
最後に、説教くさくなりますが本を最大限活用するコツを書いておきます。
一度で理解しようとせずに、何度も読みましょう。
そして、学んだ技を実戦で積極的に試してみましょう。
何度も読み、実戦で使いこなせてやっと技や理論は身に付きます。
本を紹介する記事で書くのもなんですが、僕は座学で学ぶよりも、実戦と反省によるトライアンドエラーで学ぶ方が得るものが多いと思っています。
「オセロクエストでとにかく打ちまくり、毎試合解析ソフトで反省する」を繰り返していれば実力は向上します。
ただ、打ち続けても何処かで「頭打ち」になるので、そのタイミングで本を読み返すと良いでしょう。
他にもこんな本があります。
髙橋晃大のオセロ必勝手筋100
むずいです。僕でも解けません。
オセロの奥深さを学べる本です。
オセロの勝ち方 長谷川五郎
オセロの生みの親、長谷川五郎さんが著された本です。
僕が初めて読んだオセロの本です。
内容が古い箇所もあるため、三屋本や佐谷本がある今、積極的に選ぶ理由はないかもしれません。