導入

隅の周りは危険地帯

更新日:

隅を取ると有利になるとお伝えしました。

では、どうすれば隅を取ることができるのでしょうか。

隅の周りは危険

当たり前ですが、隅を取るためには相手の石が隅の隣にあることが必須です。

隅の隣とは以前紹介したXやCの位置ですね。

この位置はいわゆる危険地帯で基本的に打たないほうがいいです。

(しかし、好手になることも多々あります。)

初心者のうちはXやCには極力打たないようにしましょう。

 

XやCがどれぐらい危険かはその時々のケースによって変わります。

今回の記事では、主なケースを紹介していきます。

 

X打ちは超危険

X打ちは非常に危険なマスです。

無計画に打つとたいてい相手に隅を取られます。

 

序盤のむやみなX打ちは自殺行為

序盤からXの位置に打つのは自殺行為になります。

>>で進めてください。

5手目の黒g7は大悪手です。

白に序盤から隅を取られてしまいます。

ポイント!

  •  むやみにX打ちをしない!
  • 相手がX打ちをしたら隅を取れるチャンス!

 

好手になるX打ち

好手になるX打ちも紹介しておきましょう。

後々詳しく書くので、今はそんな手もあるのか程度に捉えて頂ければokです。

ウィング狙いのX打ち

終盤のライン通しのX打ち

白がX打ちをしましたが、対角線が白で一色です。

このような状態のことを「ラインが通っている」と言います。

そして白b7のようなX打ちを「ライン通しのX打ち」と言ったりします。

 

ライン通しのX打ちは特に終盤において好手になることが多いです。

今回の例では、白b7の後、ラインが通っているので黒は隅を取れません。

それどころか、b8にしか打てないので、白にa8の隅を取られてしまいます。

X打ちした側が隅を取る例ですね。

 

C打ちも危険

X打ち程ではないですが、C打ちも危険です。

1.相手の辺にC打ち

>>で進めてください。

このように相手の辺にC打ちをすると隅を取られてしまいます。

逆に相手に打たれたら、隅を取るチャンスです。

放置せずにすぐ取りましょう。

放置してしまうと...

相手に辺を取られて、もう隅を取れなくなってしまいます。

ポイント!

  •  相手の辺にC打ちをしない!
  • 相手が自分の辺にC打ちをしてきたら「すぐに」取る!

 

2.辺を取る時にC打ち

一方、自分が辺を取る時にC打ちしたり、自分の辺にC打ちをするのは、そこまで危険ではありません。

次のようなケースですね。

黒b1はC打ちですが、ここに打ったからといって隣接する隅(a1)はすぐに白には取られません。

このように自分が辺を取る時に打つC打ちは、比較的安全に打てます。

 

3.単独C打ち

両者が手をつけていない辺に単独でC打ちをする手は非常に危険です。

高確率で相手に隅を取られてしまいます。

単独C打ちした側と反対側のA(今回はh3)に打たれる手が厳しい手です。

これで右下の隅は確実に白に取られてしまいます。

いくつか分岐がありますが、一例を紹介します。

単独C打ちはほぼ好手になることはありません。(1000戦に1回ぐらい好手になるけど。)

候補から外してしまってもいいでしょう。

ポイント!

  •  単独C打ちは百害あって一利なし。
  • 単独C打ちをされたら反対側にA打ちしよう。

まとめ

隅の周りは危険地帯で相手がそこに打てば、隅が取りやすいです。

逆に自分は極力打たないようにしましょう。

また、打つ時は細心の注意を払うように心がけましょう。

 

しかし、ある程度強い人が相手だと、そもそもXやCに打ってくれません。

 

では、どうすれば相手を隅の周りに誘導できるでしょうか。

勘の良い方はもうお気づきかと思いますが、相手の選択肢を減らしてやればいいのです。

つまり、互いの打てる場所の数が重要になってきます。

 

次回の記事では、そのへんを書いていきます。

オセロは打てる場所の数で有利or不利が決定する

 

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