問題 黒番 ★★★☆☆
偶数理論に はまったと諦めてはいけません。
分かりやすく勝ちになる手順があります。
5手程読んで手を示してください。
答え: b7
>>で進めてね。
ゼブラの評価
ゼブラ完全読みの評価。(ゼブラとは)
解説
正解手 b7
問題の局面は四隅周りの全てが偶数空きで、一見偶数理論で黒が負けてしまうように見えます。
正解手のb7も白a8と打たれてしまい意味がないように思えます。
しかし、白a8には黒a2という返しが鋭い手になります。
7行が白一色なのを利用して左下で連打することが出来ます。
これでは白明らかに負けです。
では、黒a2に白a7と先に潰されたらどうでしょうか。
b8が白から打てない奇数空きになり、逆偶数理論で黒が勝てます。
ちなみに、最善はこんな感じです。
今回の問題は終盤の白の弱点をついたものです。
オセロがある程度うまくなると、白には偶数理論という終盤の武器があるからオセロは白が若干有利と気づくと思います。
しかし、白にも弱点があります。
それは、「自由度のなさ」です。
今回の問題で言えば、b7a8a2の後に、左下の連打を防ごうと思って白a7と打つと逆偶数になってしまいました。
このように、白は偶数理論通りに打たないと行けない場面が多いのです。
オセロは打てる場所が多いほど有利、選択肢が多いほど有利なゲームなので、これは実は致命的なのです。
逆に黒を持ったら、偶数理論通りに対応されても強い手順(今回の問題なら連打)を狙えれば、白は防ぐことが難しいので決まりやすいです。
別の手順
正解手b7の後の評価値がこちら
白a7や白b8の場合は、b列が白一色になるので、黒b2→a2と連打して勝ちです。
白g2の場合は、黒b8でTOFにして勝ちです。
まとめ
- 白は「自由度のなさ」が弱点
- 黒を持ったらそこを攻めてみよう
試合の棋譜
今回はツイッターでフォーローしている方から問題をいただいたので棋譜はありません。
分かりやすくするために元の問題から少し変えてます。
もし、「自分の試合でいい問題があるよ!」という方がいれば、お問い合わせフォームやツイッターにコメントして頂けると嬉しいです。
良い問題の場合、紹介したいと思います。
[wpfp-link]