皆さんこんにちは、オセロYouTuberのラスクです。
本日は唯一の僕のバズ経験、最弱オセロAIの動画について話していきます。
いつもと違ってYouTubeでバズりたい人目線で記事を書いてみようと思います。
バズった動画
バズった動画がこちらになります。
僕のYouTubeチャンネルの再生回数平均は1000回弱なのですが、この動画はもうすぐ13万回再生になります。
平均の100倍以上再生されているのでこれは間違いなくバズったと言えるでしょう。
内容は最弱オセロAIとの対戦を実況プレイするというシンプルなものでした。
普段僕はオセロの実況プレイを動画にしているので、比較的いつもと似た内容のものでした。
最弱オセロAIとは
株式会社AVILENの吉田拓真さんが開発したオセロAIです。
オセロに勝つのではなく負けることに長けていて、これはつまり負けオセロ(負けるが勝ちのルール)が強いということです。
ややこしいですね、そこが面白いのですが。
最初はなんとなく
Twitterのオセラーの間で話題になっていて、僕もなんとなく遊んでみたところ全然負けられませんでした。
そして、サイト上部に挑戦者数が書いてあって、かなりの挑戦者数のわりにはこのAIに負けることに成功した人は少なかったのです。
想像以上に高性能なAIだったことや、分かりやすい話題性から、この時すでにバズが僕の頭をよぎりました。
開発者のツイートがバズる
世界最弱のオセロAI作りましたhttps://t.co/OMZVaiFnMG
すでにたくさんの方にプレイされて、いまの戦績は5勝2110敗4引き分け!
負けられるなら負けてみてくれ!#最弱オセロ
— 吉田 拓真 AVILEN (@TakuAtCoder1) July 25, 2019
2019年7月25日、開発者の吉田拓真さんが「負けられるなら負けてみてくれ!」という意外性のあるツイートをします。
最終的に1万近いリツイートがされて話題になりました。
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動画作成&アップロード
バズに乗り遅れまいと僕は動画を急いで作ります。
運よく数回で負けることに成功したため、編集してすぐにアップロードしました。(7月26日の夜)
以下のような工夫をしました。
ターゲット層を意識した解説
普段はオセロの上級者向けに発信していますが、この動画ではオセロのルールしか知らないという一般の方へ向けた動画作りを心がけました。
専門用語は使わず、いつも以上に噛み砕いて説明しました。
自分の強みをアピール
タイトルとサムネイルに「有段者」というキーワードを入れることで他のYouTuberと差別化できる強みをアピールしました。
実はこの「段」ですが、取得自体はそこまで難しくなく、オセラーの中では肩書きとして効果が薄いものです。
オセラーに向けて強さをアピールするならば、「オセロクエスト七段」になります。
しかし、一般の方はオセロクエストなんて知らないし、有段者と聞けば
と感じるはずです。
動画のターゲット層を考えて、それに合わせた作りにするべきなんですね。
公開後の反応
オセラーの間で話題になっていたこともあり、想定通り、いつもより良い初速を記録します。
再生回数は三日でチャンネル平均の1000回を超え、僕はすでに満足していました。
しかし、視聴者層はいつもと変わらないオセラーの方々だったため、うまくハマればもっとバズるだろうなとは思っていました。
第一波
そんな僕に想像できない出来事が起こります。
なんと、あのトップYouTuberのはじめしゃちょーが動画で最弱オセロAIを取り上げたのです。(7月31日)
動画を表示する
するとYouTubeで「最弱オセロ」と検索する人が増え、僕の動画にもかなりの人が流れてきました。
なんとその日だけで5000回も再生されました。
視聴者層も明らかにはじめしゃちょー経由の人達で、一番いいねされていたコメントは、
でした。
初めてのバズを経験して、僕はベットの上で小躍りしていました。(してないけど。)
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第二波
はじめしゃちょーによるバズを経験した僕はもうお腹いっぱいで、その後どんどん伸びが悪くなっていくこともしょうがないなと思って見ていました。
ちょこちょこと他のYouTuberが最弱オセロAIに挑戦することはあったのですが、トップ中のトップであるはじめしゃちょーが最初にやってしまったので、僕の動画に影響があるほどのものにはなりませんでした。
静かな凪を予想していた時、またしても予想外な第二波が訪れます。
今度はQuizKnockが最弱オセロAIを取り上げてくれたのです。(8月4日)
僕がクイズノックのファンだったこともあり、僕はそのことにすぐ気づいて今度はソファーの上で小躍りしました。(してないけど。)
とはいえ、クイズノックに失礼ではありますが、当時のクイズノックには今ほどの知名度はなく、そこまで僕の動画に人は流れてこないだろうと想像してもいました。
しかし、その想像はいい意味で裏切られます。
クイズノックが動画をあげた日以降、視聴回数が激増します。
しかも、その状態がしばらく継続しました。
その増え方ははじめしゃちょーの時以上のものでした。
なぜこのような伸び方をしたのか、自分なりに分析した結果、次の3つがうまく噛み合ったからだろうと結論付けました。
- クイズノックですら負けれないという事実
- クイズノックが抱える質のいい視聴者層
- それに完璧にマッチした僕の動画
1.クイズノックですら負けれないという事実
まず、クイズノックのメンバー2人(伊沢さん、須貝さん)が負けられなかったというのは大きいです。
はじめしゃちょーが負けられないのは想像できても(失礼)、頭脳を売りにしているクイズノックメンバーが負けられないというのは視聴者にとっては意外だったと思います。
すると、視聴者は「クイズノックでも負けられないAIに負けている人」を探したくなります。
もしも、クイズノックが負けることに成功していたら、僕の動画にたどり着く人はかなり減っていたでしょう。
2.クイズノックが抱える質のいい視聴者層
次に、この言い方が適しているのか微妙なところですが、クイズノックの視聴者は質がいいです。(民度が良いとも言えます。)
クイズノックの動画の高評価の数と比率はかなり高水準です。
クイズノックの動画の質が高いので、視聴者も自然と素直で勉強熱心な人が多いです。
そんな人達が僕の動画を見にくるとどうなるか。
はじめしゃちょーの時よりも明らかに動画の反応が良かったです。
高評価数、動画視聴時間、コメント数、どれも大幅に増えました。
そして、これが僕の動画にとってかなり大きいことでした。
YouTubeに認められる
第二波は第一波に比べて、すぐに収まらずに継続して再生数を獲得できていました。
トラフィックソースの統計(視聴者がどこから来たか)を見ると、第二波では「ブラウジング機能」からのアクセスが増えています。
ブラウジング機能とは、YouTubeのホームで自分に合った動画がオススメされる機能のことです。
つまり、僕の動画が多くの人のホーム画面に表示されたのです。
これは、YouTubeが僕の動画を高く評価しているから起こることです。
YouTubeは視聴者に質の高い動画を提供するために、動画を独自の方法で評価しています。
その方法は明かされていませんが、動画視聴時間やコメント数などを参照している可能性が高いと言われています。
クイズノックの質の高い視聴者による僕の動画へのポジティブなアクションが僕の動画の評価をあげてくれてバズに繋がったのだと僕は解釈しています。
3.ニーズに完璧にマッチした僕の動画
ここに来て、僕が想定していたターゲット層とクイズノックの視聴者層が完璧にマッチしました。
バズの予感、ターゲット層の選定、それに合わせた動画作り。
それが強運によって身を結びました。
その後
その後も緩やかに伸び続け、3ヶ月後、再生回数10万回を達成しました!
いよいよ僕は鏡の前で小躍りしm(ry
いまだに毎日30回ほど再生されています。(誰が見てるのだろう…)
このバズによって登録者は200人程増えましたが、他の動画の再生数はさほど増えていません。
まぁ、ターゲット層が違うので当然といえば当然ですが。
実績として使えるだけでも十分嬉しいです。
まとめ
- 大物YouTuberによるバズはすごい威力がある
- バズのチャンスをものにするために常にアンテナを張ろう
- YouTubeに評価される質の高い動画を目指そう
今回のバズは、日頃の動画で身につけた実況、編集のスキルがなければ成し得なかったものです。
日々のアウトプットに励みつつ、チャンスを見逃さない姿勢が大事ですね。
今日はこれで終わりにします。
よろしければコメントや記事の拡散などよろしくお願いします。
では、またね。