YouTube Studio、別名Youtubeクリエイターツールを何気なくイジっていたらあやつを発見した。
覗いてみると、なんと僕の動画がそのまんま他人のチャンネルでアップロードされているではないか。
タイトルは「下手くそだけどやってやる part2【リバーシ】」
少し見たら分かったが、その動画は僕が約4年前にアップロードした「【オセロ実況】暴走牛をまた打ってみた #27【リバーシ大戦1分】」という動画だった。
もちろん無許可である。
他人のコンテンツを我が物顔でアップロードするのは立派な著作権の侵害である。
これは成敗するしかない!
ということで、YouTubeにて「消去リクエスト」をしてみたので、本日はその過程を面白おかしく記事にしてみた。
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発見の経緯
さて、そもそもどうやってあやつを見つけたか。
(今回の記事では、違法アップロード者を面白おかしく「あやつ」と呼びます。)
冒頭で述べた通り、クリエイター向けのツール、YouTube Studioの機能を使用した。
YouTube Studioは動画の管理が出来るツールだ。
僕の主な使用用途は、アナリティクスで動画の統計情報を見てニヤニヤする事だ。
しばらく前からメニューに「©️著作権」という項目が追加されていたが、あまり楽しくなさそうな項目なので覗きもしなかった。
本日、重い腰をあげて(?)何となくクリックしてみたところ、実は優秀な機能であることが分かったのだ。
著作権の管理が出来る!
てっきり僕は
- 自分が
著作権侵害していないかチェックする機能だと思っていたが、
- 誰かが
- 自分の動画の
著作権を侵害していないかチェックする機能だったのだ。
YouTube側が自分の動画コンテンツと似ている動画を自動で検出してくれる。
さすが天下のYouTube様だ。
そこには「一致する動画」として3件の動画が表示されていた。
(スクショはすでに消去リクエスト後に撮ったため2件である。)
内2件は我らが「黑白棋小教室」さん。
中国語の字幕が付いたオセロ動画を配信しているチャンネルで、僕の動画もアップされている。
しっかりと僕の許可を得ているチャンネルだ。
視聴者は主に台湾のオセロプレイヤーのようで、むしろ普及して頂いてありがたく思っている。
一番人気のこの動画なんかは、本家よりも再生されている。
しかし、一件覚えのない動画があった。
それがあやつだったのだ。
あやつの手口
冒頭で説明した通り、彼の動画は僕の4年前の動画そのものだった。
ダウンロードしてタイトルだけを変えてそのままアップロードしたのだろう。
悪質なのが、あたかも撮影主が自分であるかのように振る舞っていることだ。
タイトルにpart2とあるが、投稿主の動画一覧を覗いてみると、part1として別のオセロ動画があげられていた。
おそらくこれは本人のプレイ動画だろう。
確かに下手だったもんね。
その続編として、ナチュナルに僕の動画をあげていたのだ。
いきなりオセロの腕が上がり、やたら専門用語で解説するが、序盤の5手目でX打ちをするという何とも奇妙な変貌ぶりだ。
消去リクエストしてみた
どうやらYouTubeの機能を通して「消去リクエスト」が出来るらしいので早速やってみることにした。
正直再生数も少ないし、そのままアップロードしているだけで誹謗中傷などでもなく、僕に直接的な害はないので放置してもいいのだが・・・。
(消去リクエストした方が記事のネタになるしね)
消去リクエストは入力フォームに必要事項を書くだけで簡単に出来た。
しかし、その入力フォームが少し抵抗のある内容だった。
必要項目は3つ。
1.動画を選択
2.著作権者
住所と電話番号が必要らしい。
と一時思ったが、考えを改めた。
詳しくは調べていないが、僕の行為は著作権法違反と訴えているのと同等なのだからそれ相応の手続きは必要だろう、と。
むしろこれだけの情報の開示で済むなら親切設計だろう。
(著作権者名はラスクで良いらしい。スクショを撮った時は氏名を入力したため隠している。)
3.ファイナルアンサー?
と言う項目に同意しなくてはならない。
何も後ろめたいことはないと胸を張って言えるはずだが、慣れない手続きのため不安になる。
記事でネタにでもしない限りはここで引き返していただろう。
ちなみに消去するタイミングには7日前の猶予を設ける設定にした。
あやつは3、4年前に4本の動画をあげたきり更新していないため、リクエストに応じてくれるかは疑問だが、僕なりの彼への優しさである。
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消去リクエスト成功!
無事リクエストすることが出来た。
最初は審査中となっていたが、数時間後審査が無事通ったようで削除予定日として7日後の日付が表示されていた。
さすがYouTube様、対応が早い。
YouTubeの著作権管理能力
ネットにはたくさんの違法アップロードがあるが、YouTubeの著作権管理能力はここまで来たかと驚いている。
情報開示に少し抵抗を感じ、脅し文句にサインせねばならないが、リクエストのスピードを評価するなら文句なしの星5である。
僕が恋愛サーキュレーションの動画をあげた時も秒速で著作権のお知らせが来た。
(僕はちゃんと著作権法に則って動画を作ったので著作権違反ではない。
「収益化する場合は著作権者と折半ですよ」という報告が来たのみである。)
つまり、自動的に著作権違反を検知する機能が優秀なのだろう。
エキサイティングな体験だった
今回の記事では、半分ネタとして怒っている風に書いたが、実際僕は少しも気にしていない。
むしろ貴重な経験をさせて頂いたと思っている。
高評価やコメントを頂いた方には僕から感謝の気持ちを伝えたい。
それらはあやつに向けられた物だが、僕を評価していただいたと思っていいだろうから。
そして4年前という初期の時代に、僕の動画を著作権違反をしてまで自分のものとしてアップロードしたいという人がいたことに驚きである。
意図は不明だが、僕の動画を少なからず評価して頂いてのことだろうから、あやつにも感謝せねばならない。
ありがとう。
報告はするけどね☆